MUSA-BUILDの第1回目のプロジェクトは、石井さんが所有している「セシーズイシイ6」という賃貸物件の一室のリノベーションです。
このプロジェクトがきっかけとなり、武蔵新城と武蔵野美術大学建築学科有志が出会い、MUSA-BUILDが始動しました。ここでは時系列にこのプロジェクトを紹介していきます。
設計課題「都市の環境単位 ―武蔵新城― 」
武蔵野美術大学建築学科、学部3年の設計課題において、武蔵新城の街の敷地を対象として学生は課題に取り組みました。課題を通して、武蔵新城の街についてリサーチを重ねるうちに武蔵新城の街に興味を持ち始めました。
新城レビュー@PASAR BASE
学校で取り組んだ設計課題を、武蔵新城の住民の方や石井さんに見ていただく公開発表の場があり、そこでそれぞれの学生の案に対して様々な意見、質問、感想を頂きました。この公開発表がきっかけで石井さんと出会い、この改修プロジェクトの話を頂き、MUSA-BUILDが始動しました。
部屋の実測
石井さんから賃貸物件の改修をしてみないかという話をいただいてから、まず始めに対象の部屋の実測を行いました。図面から読み取れないような細部の寸法の実測や実際の空間を体験することで、部屋の雰囲気、環境を読み取り、どのような改修をするべきかなどを現場で検討しました。
デザイン検討
学生3人+メンターの建築家1人という構成で3チームつくり、部屋の改修案を3案、検討しデザインを進めていきました。検討は、スケッチ・図面・模型・CGなど普段学んでいることを活かしながら様々な手段で各案を検討していきました。
打ち合わせ
定期的に武蔵新城で集まり、各案を石井さんにプレゼン、メンターである建築家の方々にアドバイスを貰いながらデザインをブラッシュアップしていきました。
最終プレゼン
最終プレゼンはコロナの影響で、オンラインでの開催でしたが、各3案それぞれスライドを用いて発表しました。最終的に、3案の中から1つの案が選ばれ、実際につくられることとなりました。
このプロジェクトはこのような経緯を経て、現在に至っています。実際の現場の状況や施行中の様子などSNSにて随時、発信していますので是非ご覧ください!